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テカポ湖の星空

🌌Lake Tekapo🌌

おすすめ度:★★★★★


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ニュージーランドに来るツーリスト達の最大の目的、それはテカポ湖の星空をみることと言っても過言ではない。

 

晴天率が高く、空気も澄み、街明かりも少ないことから、天体観測に適した場所であると言われているテカポ。

 

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条件が合えば、天の川に光る南十字星やマゼラン星雲など裸眼でも満点の星空をみることができるのだ。

また、日本との星座の見え方とも異なり、星座の向きも逆さまで、左右も逆になる。日本では冬に見られるオリオン座も、ニュージーランドでは真夏で観測できるのだ。

 

2012年には、レイクテカポを含むアオラキ/マウントクック国立公園とマッケンジー盆地周辺の4300㎢の広大なエリアが、ダークスカイリザーブ(星空保護区)に認定されたほどだ。

ダークスカイリザーブとは

国際ダークスカイ協会が認定する、700㎢以上のエリアの自然保護および文化的、科学的、教育目的のために、非常に暗い環境と美しい星空が保たれてる地域のこと。世界に12カ所しかない。(日本は無し)

 

1.マウント•ジョン天文台

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カンタベリー大学と名古屋大学が共同で研究を行なっている世界最南端のマウントジョン天文台があり、ニュージーランド最大の口径1.8mの天体望遠鏡を含む4基の望遠鏡によって天体観測を行なっている。


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このマウントジョン、日中(10:00-17:00)は車で頂上まで行けるが、私有地のため入場料$9かかる。ウォーキングトラックで歩いて登った場合、往復3時間かかるが無料で登れる。景色も素晴らしく晴れていれば歩くのも良いだろう。

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頂上には、テカポ湖が一望できるがガラス張りの絶景カフェ、アストロ•カフェがある。

夜も歩いては登れるが、灯りが一切なく危険なのでおすすめはしない。

 

2. 星空ツアー

日本人の方が代表を務めるアース&スカイの星空ツアーは、ホテルからマウントジョンもしくは、コーワンズヒルまで送迎があり日本語で解説してくれる。所要時間は約2時間。(開始時間はシーズンにより異なるが、夏だと22:00以降と遅めのスタートとなる)

ダウンジャケットは貸してくれるので、寒くても安心だ。 

マウントジョンツアー: $148/大人

コーワンズヒルツアー: $93/大人


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星空ツアーに参加しなくても、善き羊飼いの教会周辺は、どのホテルからも歩いていけるのでいつでも見にいける。

しかし、夜でも人が多いことから撮影するにはストレスがかかるだろう。小さなライトでも、他のカメラマンの撮影の邪魔になってしまうので、足元の安全の確認ができたらすぐにライトは消そう。

 

3. 星空が世界遺産?

星空を世界遺産に登録するという試みも進行中のレイクテカポ。

テカポの星空を有名にしたのは、アース&スカイ創業者の小澤さんという日本人の方なのだ。2004年に星空ツアーを始めることとなるが、最初は星空をツアー(商売)にするなんて?と批判的な意見もあったそうだ。しかし、今ではさまざまなメディアにも取り上げられて、なんとHIS調べだと世界で最もプロポーズされたい/したい場所の1位になったとか。 

日本人観光客は確かに多めだが、中国人、韓国人、西欧人もとても多く、ニュージーランドの中でも人気の観光スポットだということは一目瞭然だ。

 

夜になると、裸眼でも数えきれないほどの星空(数千個) が見える。(東京では300個くらい)

ニュージーランドまで星空を目的に来るのだったら、せめて新月近くの日を狙ってこよう!

満点の星空を見る条件とは?

  • 月明かりが暗いこと(新月がベスト)
  • 晴れていること
  • 風が強くないこと(風が強いとツアーも欠航に…) 
  • 乾燥していること (澄み切っていること,テカポは乾燥地帯)
  • 街灯などの灯りから遠いところ若しくは、隠れたところ など…

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